array ( 0 => 'index.php', 1 => 'PHP Manual', ), 'head' => array ( 0 => 'UTF-8', 1 => 'ja', ), 'this' => array ( 0 => 'closure.bindto.php', 1 => 'Closure::bindTo', ), 'up' => array ( 0 => 'class.closure.php', 1 => 'Closure', ), 'prev' => array ( 0 => 'closure.bind.php', 1 => 'Closure::bind', ), 'next' => array ( 0 => 'closure.call.php', 1 => 'Closure::call', ), 'alternatives' => array ( ), 'source' => array ( 'lang' => 'ja', 'path' => 'language/predefined/closure/bindto.xml', ), ); $setup["toc"] = $TOC; $setup["toc_deprecated"] = $TOC_DEPRECATED; $setup["parents"] = $PARENTS; manual_setup($setup); ?>
(PHP 5 >= 5.4.0, PHP 7, PHP 8)
Closure::bindTo — 新しくバインドしたオブジェクトとクラスのスコープで、クロージャを複製する
自身と同じ本体とバインド変数を持つ新しい 無名関数 を作って返します。しかし、バインドするオブジェクトは変わって新しいクラスのスコープとなります。
“バインドするオブジェクト” によって、$this
が関数本体で持つ値が決まり、“クラスのスコープ”
は、無名関数からどのクラスの private メンバーや protected メンバーにアクセスできるのかが決まります。
すなわち、無名関数から見えるメンバーは、
その無名関数が newScope
クラスのメソッドであった場合と同じものになります。
static なクロージャは何もオブジェクトをバインドできません
(newThis
の値は null
でなければなりません) が、
それでもこの関数を使ってクラスのスコープを変えることができます。
この関数が static でないクロージャに関して保証するのは、
バインドされたインスタンスを持っていればスコープ内にあるということです。
また、その逆も成り立ちます。そのため、static でないクロージャにスコープとして
null
インスタンスを渡すとそれはstaticとなり、staticでなくスコープにもないクロージャに
null
でないインスタンスを渡すと、特定されていない何らかのクラスのスコープに入ります。
注意:
単に無名関数を複製したいだけの場合は、 cloning を使うこともできます。
newThis
指定した無名関数をバインドするオブジェクト。クロージャのバインドを解除するには
null
を指定します。
newScope
クロージャを関連づけるクラススコープ、あるいは 'static' で現在のスコープを維持します。 オブジェクトを渡した場合は、そのオブジェクトの型をその代わりに使います。 これは、バインドしたオブジェクトの protected メソッドや private メソッドのアクセス権を決めます。 内部クラス (のオブジェクト) を をパラメータとして渡すことはできません。
例1 Closure::bindTo() の例
<?php
class A {
private $val;
function __construct($val) {
$this->val = $val;
}
function getClosure() {
// このオブジェクトとスコープにバインドしたクロージャを返します。
return function() { return $this->val; };
}
}
$ob1 = new A(1);
$ob2 = new A(2);
$cl = $ob1->getClosure();
echo $cl(), "\n";
$cl = $cl->bindTo($ob2);
echo $cl(), "\n";
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
1 2